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絵本 Ludwig Bemelmans : Madeline and the Gypsies

2023年07月21日

ベーメルマンスさんやワイスガードさんの作品などには、雑誌の付録的な感じで出版された作品がありますが、後にハードカバーで出版された作品とは、イラストが描き替えられている事があるので、そういう発見も興味深いです。


絵本 Ludwig Bemelmans : Madeline and the Gypsies


絵本 Ludwig Bemelmans : Madeline and the Gypsies


絵本 Ludwig Bemelmans : Madeline and the Gypsies


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Madeline and the Gypsies : Ludwig Bemelmans
著者 Ludwig Bemelmans
1958年
27cm×17cm 14p ¥12,800 + Tax

ベーメルマンスさんのマドレーヌシリーズから、ジプシーのサーカス団に加わる事になったマドレーヌを描いた作品。
雑誌マッコールに付録で付いていたオリジナル版です。ハードカバーで一般に出版される1年前に出された本です。
後に出版されたハードカバーの本とはかなり違うイラストで描かれているようです。
※ぺーパー絵本です。ハードカバーでは有りません。

状態 : カバーなし、ぺーパー絵本。背表紙部分などに欠けている個所があります。表紙と裏表紙、中のぺージに耳折れや破れがあります。

ルドウィッヒ・ベーメルマンス
1898年4月27日オーストリアのチロル地方のメラノで生まれる。父は画家であったが、とても成功したとは言えない人物であったようだ。両親が離婚すると、裕福であったビール醸造業を営んでいた母の祖父に引き取られる。問題児であった彼は公立学校から私立学校に転校させられるが、そこも中退してしまい、ホテルのチェーンを経営している叔父にあずけられ、ホテルの仕事を見習いから始めるが、そこでもいろいろな問題を起こし、裁判沙汰にまで発展してしまう。感化院に送られるか、国外追放かのどちらかを選ばなくてならなくなった状況に、彼も叔父と同様に、国外追放のアメリカ行きを決定し、1914年に叔父がニューヨークの有名ホテルの支配人に宛てた沢山の紹介状を持って渡米した。ホテルでの仕事を何とかこなしながら、好きな絵も習ったりしていたようだが、彼自身は、そこからは何も得るものは見つからなかったようである。1917年にアメリカも戦争に参戦する事が決定すると、彼は志願して陸軍に入隊する。しかし、前線には送られず、ジョージアのキャンプに送られたようである。このときの経験から彼は、「合衆国と私の戦い」という本を書いたようである。その後、除隊した後、ニューヨークに帰り、アメリカ人として帰化している。1925年に共同経営していたイーストサイドのレストランの壁に彼独特の絵を描いたり、音楽家のスタジオ装飾や本の挿絵、ブロードウェ-の舞台装置などの仕事もしている。彼は自分の住んでいたアパートの部屋の窓やカーテン、壁などに故郷の風景や風物を描いていたのだが、それを見た編集者の女性に、才能を認められた事が絵本の世界に入るきっかけになったようである。1943年に初めて[Hansi(山のクリスマス)]を出版してから、[Quite Express]、[MADELINE(元気なマドレーヌ)]などの作品を手がけ、ベーメルバニアというファン達の期待にそった作品を多く出版している。中でも人形などにもなり世界中で人気者のキャラクターであるマドレーヌは、彼が自動車事故で入院していた隣の病室にいた、盲腸の手術をした女の子がイメージ・キャラクターであるらしい。またマドレーヌ=マデリンという妻の名前をフランス語読みしたようである。彼は1954年に[MADELINE’S RESCUE(マドレーヌと犬)]という作品でコルデコット賞を受賞している。この作品のヒントは近所に住んでいた、小さな姉妹に貰ったようである。彼は1962年10月1日、ニューヨークで64歳のときに他界している。

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Posted by fobook at 11:33絵本 (L)
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